キンミズヒキ(金水引・きんみずひき)は、林や野原などに自生するバラ科キンミズヒキ属の多年草で、本州や四国および九州のほか、国外では朝鮮半島や中国に分布しています。
キンミズヒキの名は、熨斗袋※の水引きに似た形の穂を持つことから「金水引」、あるいは、別種であるミズヒキ※に似ているが、穂が金色をしているので「金水引」などが由来とされています。
実の表面に生えるトゲ状の鉤毛で、動物の毛や人間の服などにくっ付いて散布※され繁殖範囲を広げることから、別名を「ヒッツキグサ」とも呼ばれ、漢名ではそのトゲ状の鉤毛を竜の牙に例えて「竜牙草」※と呼ばれています。
また、薬草以外にも山菜として若葉や新芽を和え物や炒め物などに調理して食用とされています。
キンミズヒキ(金水引・きんみずひき)の成分
カテコールタンニン・クマリン・ルテオリン・フェノールなど (この続き…)
クサボケ(草木瓜・くさぼけ)は、丘陵や山地に自生するバラ科ボケ属の落葉低木で、本州※や四国および九州などに自生しています。
クサボケは、他の中国産木瓜属※とは異なる日本の品種で、身の丈が低く、草のように地面にひろがって生えることからクサボケの名になったそうです。
観賞用として切り花や鉢植え、盆栽などにも使用されており、中国産のボケとの交配によりなど園芸用の品種が多数※そんざいします。
強い酸味をもつクサボケの果実は、塩漬けにして食用にもちいたり、焼酎に漬けて薬用酒として用いられています。
クサボケ(草木瓜・くさぼけ)の成分
リンゴ酸・クエン酸・酒石酸など (この続き…)
中国西南部を原産とするサンザシ(山査子・さんざし)は、バラ科サンザシ属の落葉低木で、中国では古来より薬用植物として認知されている植物です。
朝鮮を経由して日本に渡来したのは江戸時代の中頃※とされており、渡来当初は薬用の目的で栽培されていましたが、現在は盆栽や庭園など観賞用として栽培されています。
甘酸っぱい味が特徴で、中国では飴や菓子に使用されるポピュラーな存在で、そのほかにもサンザシの果実を漬けた「山査子酒」や油料理の後に飲む「山査子茶」、「山査子餅」などいろいろなものに加工され食用とされています。
また、魚を煮込む時にサンザシの果実を入れると、とてもやわらかく煮込めるそうです。
サンザシ(山査子・さんざし)の成分
フラボノイド・タンニン・クロロゲン酸・オレアノール酸・クエルセチンなど (この続き…)