ナズナ(薺・なずな)は、春の七草の一つとして昔から親しまれるアブラナ科ナズナ属の越年草で日本各地の草地や田畑、道端などに自生しています。
ナズナの名前の由来には、撫ぜるほど愛しい菜と言う意味の「撫ぜ菜」から転訛したとする説や夏には枯れてしまって無くなる「夏無」から転訛したとする説など、いろいろな説があるようです。
また、ナズナの果実は厚みが薄く三角形の形状をしていることから、果実を三味線のバチに例えて、「ペンペングサ」や「シャミセングサ」などとも呼ばれています。
昔より、無病息災を願う「七草粥」※として食用に用いられているナズナですが、若葉はくせやあくが少ないことから、山菜としても用いられており、おひたしや和え物、天ぷらなどに調理します。
ナズナ(薺・なずな)の成分
バニリン酸・フラボノイド・ジオスミン・カンファーなど (この続き…)
クレソンやウォーターレタスの名で知られるオランダガラシ(和蘭芥子・クレソン)は、河川や池などに見られるアブラナ科オランダガラシ属の多年草で、日本各地に分布しています。
オランダガラシの「和蘭」※は、特に原産国を表す訳でもなく、一般的な西洋と同義であるとされています。またオランダガラシは別名を「ミズガラシ」とも呼ばれていますが、これは、同属のミズナ※同様の苦味からと想像されます。
ヨーローッパを原産とするオランダガラシは明治の初期に、日本に駐留する外国人向けの食用に導入された高級西洋野菜ですが、その生命力の強さから各地で野生化し繁殖範囲を広げて行き、現在では「要注意外来生物」に指定されています。
適当な辛さ苦味をもち、クレソンの名で野菜としてはポピュラーな存在のオランダガラシは、肉料理などの付け合わせとして用いられるのが一般的ですが、最近ではサラダや和え物など、さまざまなに調理され、インターネットでもクレソンのレシピなどで検索すると多くの情報が存在します。
また、オランダガラシはプランターなどの容器を利用した水耕栽培ができることから、ベランダや庭などでのガーデニングに用いられています。
オランダガラシ(和蘭芥子・クレソン)の成分
配糖体(グルコナツルシン)など (この続き…)