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美しい女性の形容に用いられる牡丹(ボタン・ぼたん)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木で、観賞や薬用を目的として、日本各地で栽培されています。
原産国の中国では身分の高い人々に愛好され珍重されていた牡丹ですが、日本には薬用の目的で奈良時代に伝わったとされています。
「フカミグサ」*1や「カオウ」*2、「ハツカグサ」*3など牡丹には多くの別名がありますが、ハツカグサについては、古い歌*4に牡丹の花が咲いている時期は二十日ていどと詠まれていることに由来するそうです。
「立てば芍薬 *5座れば牡丹」と美人の例えにされるにふさわしい大輪の花を咲かせる牡丹は、江戸時代に観賞を目的とした園芸品種の栽培が盛んに行なわれ多くの品種が現代に引き継がれています。
牡丹(ボタン・ぼたん)の成分
ペオノール・ペオニフロリン・ペオノシド・ペオノリドなど
牡丹(ボタン・ぼたん)の効能
元来、薬用として渡来した牡丹は、古くより薬効のある植物として珍重されていました。
牡丹の薬効をもつ部位は根皮で、これを乾燥させたものは「牡丹皮」*6と呼ばれる生薬です。
日本薬局方に収録される牡丹皮は、漢方薬に配剤される生薬で、消炎や鎮痛、鎮静などの作用があるとされ、腹痛や頭痛、婦人病の疾患などに用いる漢方薬に処方されています。
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