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ヌルデ(白膠木・ぬるで)は、山野の日当たりの良い場所に自生するウルシ科ウルシ属の落葉小高木で、北海道から九州の各地に分布しています。
幹を傷つけると出てくる白い樹液を塗料として用いられたことから、「ヌルデ」*1と命名されましたが、果実の表面に付着する白い粉が塩辛いことから「シオノキ」と呼ぶ地方もあるそうです。
ヌルデの同属には、「ヤマウルシ」*2や「ハゼノキ」*3などがありますが、ヌルデの樹液に触れてもかぶれることはあまり無いそうです。
ヌルデの歴史は古く、聖徳太子が戦勝祈願のためにヌルデの木を用いて彫刻を作成したとする逸話が残るほか、ヌルデの葉にできる「五倍子」*4は、女性のお歯黒の原料とされていたそうです。
ヌルデ(白膠木・ぬるで)
タンニン・没食子酸・リンゴ酸カルシウムなど
ヌルデ(白膠木・ぬるで)の効能
ヌルデの葉に、「ヌルデノミミフシ」などが寄生してできた虫コブを加工したものは、「五倍子」*5と呼ばれる生薬で、止血や収斂の作用をもち、腫れ物や切り傷などに効用をもつとされています。
また、ヌルデの果実と葉を乾燥させたものは、それぞれ「塩麩子」*6、「塩麩葉」*7、と呼ばれる生薬で、下痢や咳止めなどに用いられます。
- 奴留手 [↩]
- 山漆(ウルシ科ウルシ属) [↩]
- 櫨の木(ウルシ科ウルシ属) [↩]
- ヌルデノミミフシなどが葉に寄生してできた虫コブで、タンニン多く含有し、染料や薬用とされる [↩]
- ゴバイシ・フシ [↩]
- エンフシ [↩]
- エンフヨウ [↩]
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