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きれいな淡紫色の花をもつゼニアオイ(銭葵・ぜにあおい)は、古くから民家の庭や畑の際などに見られるアオイ科ゼニアオイ属の2年草で、日本各地で観賞用などに栽培が行なわれています。
ゼニアオイはヨーロッパを原産とする外来植物で、日本には江戸時代に観賞を目的として導入されましたが、本来の強健な性質から、現在では野生化したものが各地に見受けられます。
ゼニアオイによく似た植物としては、「ウスベニアオイ」*1が挙げられますが、種子や茎の毛の有無や花の色などにより、両者を見分けることができます。
また、ゼニアオイの葉は、ウスベニアオイの葉よりも、葉に入る切れ込みが浅いため、全体的に丸みを帯びていますが、この丸い葉の形が中国の古銭*2に似ていることから「銭葵」と称されるようになったとする説があります。
美しい花をもつゼニアオイは、丈夫な性質のため比較的に育て方が容易なことから、ガーデニングなどに用いられるほか、サラダやハーブティなど食用にも用いられています。
ゼニアオイ(銭葵・ぜにあおい)の成分
アントシアニン(マルビングルコシド)・フラボノイドなど
ゼニアオイ(銭葵・ぜにあおい)の効能
ゼニアオイの薬用とされる部分は、花と葉ですが、それぞれを乾燥させたものは、生薬名で「錦葵花」*3、「錦葵葉」*4と呼ばれています。
双方ともに多くの粘液質を含有することから、炎症保護の効能があるとされており、口内炎や咽喉の痛みなどに用いられるほか、下痢にも効果があるとされています。
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