![]()
クサギ(臭木・ くさぎ )は、山野の雑木林や道ばたなどに、見かけられるクマツヅラ科クサギ属の落葉低木で、日本の各地や朝鮮半島、中国などに分布しています。
クサギは、周囲に独特な臭気を漂わせることから、「臭木」と呼ばれるようになりましたが、臭気があるのは葉の部分だけで、きれいな花には良い芳香があります。
クサギは、利用価値が高い植物で、その薬効もさることながら、青い色をした果実は草木染では数が少ない青色の染料として用いらるほか、アク抜きをすれば臭気も消えることから、新芽や若葉をおひたしや和え物、天ぷらなどに調理して食用とします。
また、変わった形状のきれいな花をもつことから、西洋では園芸用の栽培も行なわれているクサギですが、日本で観賞用に栽培されるのはクサギではなく、同属の「ボタンクサギ」*1などです。
クサギ(臭木・ くさぎ )
トリテルペノイド(クレロデンドリン・クレロドロン・クレロドン)など
クサギ(臭木・ くさぎ )の効能
夏に採取したクサギの葉を乾燥させたものは、「臭悟桐」*2と呼ばれる生薬で、降圧作用や鎮痛作用、殺菌作用などをもち、高血圧やリュウマチなどに用いるほか、腫れ物などの消毒に効果があるとされています。
また、クサギ自身の効能ではありませんが、クサギの幹や根元に入り込んだ「クサギの虫」を焙ったものは、小児の疳の薬なるそうです。
関連記事
-
- 次のページ: クサノオウ(瘡の王・くさのおう)
- 前のページ: ハマゴウ(浜栲・ 蔓荊 ・はまごう)