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カンアオイ(寒葵・かんあおい)

カンアオイ(寒葵・かんあおい)の写真

カンアオイ(寒葵・かんあおい)は、山地の雑木林など薄暗い場所に自生するウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草で、関東地方や中部地方などに分布しています。

カンアオイは、背丈が低くカタツムリ*1に花粉の媒介を依存するため、広範囲に繁殖地を広げることは困難なことから、地域による分化が多く、同属は多数にわたります。

「寒葵」と呼ばれる由来は、「フタバアオイ」*2に似た葉が、冬でも枯れずについているからとされており、またその葉は、ギフチョウが好む食草でもあります。

江戸時代には、観賞用として班入りの品種などが多数栽培され、育て方の手引きなども出回り、人気を得ていたそうですが、現代でも一部の人々には珍重されており、生産や販売が行なわれています。

元来、繁殖地域の狭いカンアオイですが、土地開発や商用目的の違法採取などにより、絶滅を危惧されている同属は多数存在します。

カンアオイ(寒葵・かんあおい)の成分

メチルオイゲノール・サフロール・リモネン・リグナンなど

カンアオイ(寒葵・かんあおい)の効能

生薬の「土細辛」*3とは、カンアオイの根茎を乾燥させたものですが、土細辛には、鎮咳作用*4があるとされ煎じて服用すれば、咳止めの効用があるとされています。

  1. カタツムリやナメクジなど諸説があります []
  2. 双葉葵(ウマノスズクサ科フタバアオイ属) []
  3. ドサイシン []
  4. チンガイサヨウ []

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