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特徴的な容姿をもつカラスビシャク(烏柄杓・からすびしゃく)は、北海道~沖縄まで、日本各地の草地や畑などに自生するサトイモ科ハンゲ属の多年草で、国外では朝鮮半島や中国に分布しています。
カラスビシャクは、種子以外にも「むかご」と呼ばれる繁殖器官があり、その旺盛な繁殖力により駆除の厄介な雑草をして知られています。
変わった形をした葉が、地面から直接、垂直に伸びるスタイルが特徴的なカラスビシャクですが、よく似た植物としては、同科の「マムシグサ」*1や「ウラシマソウ」*2などがあります。
カラスビシャクの名の由来は、仏炎苞が柄杓*3の形状に似ていることから「烏柄杓」と名付けられたとされています。
また農家などでは、採取したカラスビシャクの球茎を漢方の業者などに販売して収入を得ていたことから、別名を「ヘソクリ」とも呼ばれていました。
カラスビシャクは、成分にシュウ酸カルシウムを多く含むため、採取したものを生で食用にすることはできません。
カラスビシャク(烏柄杓・からすびしゃく)
シュウ酸カルシウム・エフェドリン・コリン・ベータシトステロールなど
カラスビシャク(烏柄杓・からすびしゃく)の効能
カラスビシャクの球茎を乾燥させたものは、「半夏」*4と呼ばれる生薬ですが、半夏とは、暦の半夏生*5 の頃にカラスビシャクが生えることに由来するそうです。
半夏は、日本薬局方に収録があり、漢方でも重要とされる生薬ですが、鎮吐作用*6や鎮咳作用などがあり、持続する嘔吐や妊婦のつわり、喉の痛みなどに効用があるとされています。
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